ビジネスにも活かせるブランドづくり
本書は、「観光」を通して“ブランドづくり”や“マーケティング”を学べる構成となりますが、観光だけではなくあらゆる業界のブランドづくりに役立てられる内容です。
【マインドマップにまとめてみました】
21世紀の観光マーケティングで大事なことは「引く力」。
消費者が求める価値と、こちらが訴求する価値が一致することによって、それがブランドとなる。
これは観光業界だけの話ではなく、他の分野でも言えることだろう。
「この商品は、この部分がとてもオススメなんです!」と売り込んでも、それが消費者がまとめている価値とズレていれば売れることもない。
一度、売り手目線からではなく、消費者の立場から物事を見つめるスキルが求められる。
外部から自社の特色、商品を見ることによって長所が見つかりやすくなり、長所が見つかればそれを尖らせることによって、初めてブランドへと成長していく。
本書には、ブランド化への有効な方法も述べられているが、まずは「自分が自分を知る」ということが大事だなと気付かせてくれる本でした。
【TO DO リスト】
①自社の特長を見つけ、尖らせる。
②シンプル=パワフル。伝えたい言葉、ビジュアルは極力シンプルに。
③物事の引き算をすることによって、引力を強める。