コミュニケーションの極意
稼ぐ話術「すぐできる」コツ―――明日、あなたが話すと、「誰もが真剣に聞く」ようになる
毎年1億以上の年収を手にしている著者が、自身が成功した大きな要因となった「稼ぐ話し方」が学べる本書。
意外に簡単ですぐできるにも関わらず、「すぐ結果が出る」ものばかりですので、その一部をご紹介します。
●稼ぐ人は、「数字を使って話す」
数字は、世界の共通言語。
そして、ビジネスに重要な案件には、常に「数字」がつきまといます。
「売上」
「原価」
「客数」
「成約率」
「時間」など。
ですから、「数字で考える」「数字で話す」と、説得力が一気にアップします。
目標を立てる時もそうです。
「売上を上げよう!」
という目標より、
「売上を昨年度より20%上げよう!」
と明確にした方が、目標に対しての具体的な対策が検討でき、モチベーションアップにも繋がります。
そして、「数字で話す」を意識することによって、
・数字感覚が磨かれて、自然と数字に強くなる。
・周囲からの信頼度と評価が増す。
という、メリットもあります。
●稼ぐ人は、「結論から話す」
稼ぐ人は最初に「結論」を話し、相手の関心を一気に引き寄せます。
話の冒頭にインパクトがあれば、相手が自分の話に興味を持ち、話の要点が記憶に残りやすいからです。
「丁寧すぎて、何を言いたいかわからない」これが稼げない人の話し方の特徴です。
こうならない為に、まず「結論」を話の頭にもってきて、聞き手に興味を持たせて、話を聞く準備を促しましょう。
●稼ぐ人は「『2W1H』で話す」
この「2W1H」とは、次の3つです。
①「Why(理由)」=なぜその仕事をやるのか。
②「What(行動)」=その仕事をやるために、なにが必要なのか。
③「How(方法)」=その仕事を進めるためには、どのようにすればいいのか。
一般的は5Wと言われます。
残りの3つ、「Who(人)」「When(時間)」「Where(場所)」もたしかに重要な情報ですが、ビジネスとしては優先度の低い二次的な情報なのです。
無駄な情報を捨てることによって、より重要なポイントに絞って、物事を考えることができますし、報告を受ける方もわかりやすいです。
この思考法は、上司への報告時などにも使えますし、例えば自分の今後の行動計画を立てる上でも有効的に使えます。
この3つ以外にも、「稼ぐ話し方・ネタ」が分かりやすく紹介されてます。
ビジネスの場面に限らず、コミュニケーション力アップは重要です。
この本に書かれている内容をひとつずつ実践していくことによって、「話を聞きたくなる人」を目指したいと思いました。
【TO DO リスト】
・上司への報告には必ず数字を入れて報告する。
・話の構成は「起承転結」ではなく、「結結結結」。
・「2W1H」を使って、自分の今年の行動計画を立てる。