科学的に「やる気」を上げる方法
- 作者:ハイディ・グラント・ハルバーソン
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2019/10/21
コミュニケーションの極意
稼ぐ話術「すぐできる」コツ―――明日、あなたが話すと、「誰もが真剣に聞く」ようになる
おすすめ読書術③
第3回:マインドマップ読書メモ
さて、これまで自称・読書術マニアの私が、いつも行なっている本の読み方をご紹介してきました。
第1、2回でご紹介したら内容だけでも、読んだ本の内容が残りやすくなると思いますが、私はここから更にある作業を行います。
それが「マインドマップ読書メモ」です。
ちなみにこれが、実際に「観光ブランドの教科書」という本で、私が作成した読書メモです。
このメモを作成することの利点は大きく2つあります。
①要点を絞ることによって、頭の中が整理される。
本を読んでいると、あらゆる情報が脳で処理されます。
そうなると、自分でも「結局この本から何を得られたのかな?」と分からなくなる可能性があります。
そのような時にマップの出番です。
この本から得られる情報の中で、自分が心動かされた情報を9つに絞ってマップにするのです。
こうすることによって、自分の頭の中の整理になりますし、脳に「これは大事な情報なんだ!」と植え付けることができ、記憶が促進されます。
②復習に最適。
これまでお伝えしてきた内容を根元からひっくり返すことを言いますが…
結局、脳というものは1度インプットしただけでは、覚える事できないのです。
大事なのは何回も見返すこと。
文字通り、体に染み込ませることが重要です。
しかし、毎回本を読み返していては効率が悪いですよね…
そんな時に役に立つのがマインドマップ!
一度作成して、アプリなり手帳なり持ち歩いて時間が空いた時に見返す。
こうする事で、脳がまた「これは大事な情報なんだ!」と判断して記憶を促進してくれるのです。
これまで3回に渡り、私の読書術を紹介させていただきました。
本などで学んだ内容を自分なりにアレンジした方法ですので、ある程度の信用性はあるかと思います(笑)
参考にしていただき、これをまた皆さまのオリジナルの読書術に発展させてもらえれば嬉しいです!
おすすめ読書術②
■第二回:高速3回読み
では、目次を熟読して、いざ本を読み始めます。
私がいつも本1冊につき、3回読みます。
時間掛かりそう…と思われがちですが、慣れればそうでもありません。
【1回目】
まず自分がその本から何を学ぶかという明確な目標がありますので、その箇所を探し出すようにキーワードを探していくように、流し読みしていきます。
読んでいって、キーワード・新しい気づき・疑問に思う部分などがあったら、ページを折るなど後で読み返した時に分かるようにしておきます。
1回目はあくまで全体像を掴んで、その本が伝えたいことをサラッと探していくイメージです。
斜陽様は読む人、本によって差はあると思いますが、時間でいうと30〜1時間ぐらいでしょうか?
【2回目】
次に2回目です。
これは私の場合ですが、1回目の読書から、1日空けて読みます。
何日空けるかは好みで良いと思います。
ただ、脳科学の研究によると、人間の記憶は1週間空けると77%忘れるそうなので、なるべく早いうちに2回目に取りかかりましょう。
2回目では、青ペンを使って読み進めます。
なぜ青ペンかというと、青色にはストレスを軽減し、集中力を高める効果があるからです。
やり方はというと…
まず、1回目読んだ時に目印をつけた箇所の少し前から熟読します。
そして、特に響いたフレーズなどを青ペンで「自分はどう思ったか?」「明日からこうしよう!」など、自分の中の感情や思いついた言葉をとにかく書きなぐってください。
手を動かして書くという触覚情報と、書いた文字を読むという視覚情報が記憶を促進してくれます。
そして何より「心動かされた」という経験が、あなたの脳に深く刻み込んでくれます。
所要時間としましては、1回目で読む箇所が絞られているので15分くらいでしょうか。
【3回目】
ついに3回目です。
私の場合、2回目から更に3日ほど空けてよみます。
これも人間の脳の性質を利用して、忘れかけた頃にインプットし直す為です。
今回の読み方はシンプルで、“2回目の青ペン読みの時に書きなぐった箇所のみ”再読します。
所要時間は15分もあれば良いでしょう。
この時に改めて感じた事や、感銘を受けたフレーズなどがあれば、携帯にメモしたり、手帳に書き写すことをオススメします!
これが私が日々、実践している読書方法です。
もしかすると、普通に読むより時間や手間がかかると思います。
しかし、これを地道に行い、目や手などを使うことによって体に染み付かせることができると思います。
そして、私は「これは!」という本に関してはこの後に更にもうひと手間加えます。
その話はまた次回!
おすすめ読書術①
「本を読むのは好きだけど、読んでも内容を忘れてしまう」
こういう悩みを持つ人は多いと思います。
私もせっかく本を読んでも忘れてしまうことが多くとても悩みました。
そして、記憶に残る読書術を学びたくて、読書術の本ばかり読み漁っていた時期もありました。
そう、読書術マニアなんです(笑)
そんな私がたどり着いた、読書術の1つの答えをお伝えしたいと思います。
■第1回:目次を熟読し、想像する。
本を読むうえで、まず初めにやるべきこと。
それは、「その本から学びたいことを明確にすること」です。
例えば、
リーダーシップの本なら「仲間からついていきたい思われるリーダーになるマインドとは?」や、
読書術の本なら「少しでも記憶に残す本の読み方・心構えを学ぼう」などです。
ただやみくもに本を読んでいる程ムダなことはありません。
本1冊の中でも、著者が本当に伝えたいことは全体の5〜7%しかないと言われています。
極端にいうと、その要点さえ学んでしまえば残りは読まなくても良いのです。
その為に必要なのが、目次を熟読するです。
目次を熟読することによって、
・その本がどういう構成で出来ているか?
・自分が知りたい内容が書いている部分はどこか?
・逆に読み飛ばしても良い部分はどこか?
などが、分かります。
本によっては、目次で内容が大体つかめてしまう本もあります(笑)
多くの本を読んでいく為には、1冊1冊にかける時間を少なくする必要があります。
その為に目次を熟読して、“読むべき部分のみ読んで、後は読まない”という選択も必要になってくるのです。
本は最初から最後まで読まなくてもよい。
大事なのは、その本から得るべき学びを、効率良く学ぶことです。
今まで目次を読まずに飛ばしていた方は、今日からぜひ目次読みを実践してみてください!
クリエイティブな人間になる為に
本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)
1年のスタートはこの本で!
- 作者:ハイディ・グラント・ハルバーソン
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/07/01