ビジネス本 1分書評

ビジネスで成功するためには、本読むことだ。それを分かってもなかなか読む時間がない💦というアナタへ。ビジネス本から得られる学びを「1分」で伝えます♫

『ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか』熊谷 徹 著

ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか (青春新書インテリジェンス)

ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか (青春新書インテリジェンス)

  • 作者: 熊谷徹
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2019/02/02
  • メディア: 新書
タイトルからして気になって仕方ない。

名目GDP世界ランキングで日本に次ぐ4位のドイツ。
年290万円というのは可処分所得(年収から税金や社会保険料を差し引いた手取り額)であり、対象者も学生・年金受給者も含めていますので、290万円の理由も少しは分かる気がします。
しかし、仕事に対する考え方・人生において重きを置いているところは日本とか大きく違いました。

まずドイツ人は仕事よりを休みなどの【自由時間】を最も重視する。
考え方も「自由時間を楽しむ為に働いている」と言えます。
休みの日を仕事の疲れの回復に充てている日本とは真逆ですね…

もちろん、仕事後の時間も重視していますので残業なんてもってのほか。いかに就業時間内に効率良く終わらせるかを考えた結果、生産性が上がるという好循環となります。

そして自由時間は何をしているかと言うと、「家族でゆっくり過ごす」や「散歩」などお金をかけず、時間や自然を慈しんで味わっています。
これが290万円でも豊かに暮らせる大きな理由です。
そして、プライベートをゆっくり過ごし英気を養うことによって仕事へのモチベーションも上がります。

一方、日本は「少ない休日でいかに楽しむのか」ばかりを考えていますので、自然と触れ合うよりは街に繰り出し“消費”をしてストレス発散していますので、これも真逆…。

それぞれの国のシステム上、致し方ない部分もあるのかもしれませんが自分の考え方を変えられます。
ただ、自分の人生において「仕事」と「プライベート」をどう振り分けるかは考えておいて損はないと思いました。

本書を読んでドイツ人の暮らしぶり・考え方と今の自分が置かれている状況を比較して、大切にしたいものが手に入れられそうにないなら変えるべきでありますし、少なくても小さな一歩は踏み出したいと思いました。